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2025.03.07 札幌東店

知床「冬の森づくり」体験記~ 知床コーナーつくりました

いつも東店をご利用いただき ありがとうございます。
札幌東店 業務スタッフの木村です。
だいぶ雪解けが進んで春が近づいていると思っていたら、また雪が降り冬へ逆戻り・・・

ところで、みなさん「森づくり」って経験されたことありますか?
北海道スバルでは
①地域社会・自然環境への貢献
②未来を支え、次の世代へつなぐ事 を目指し
知床財団様協力のもと、先日「冬の森づくり」研修を実施しました。

社内募集から選ばれた11名が参加し、私も参加して参りました。




知床自然センター内部展示物





森づくり作業は、季節ごとに様々な作業を行っています。
苗木の手入れや草むしり・シカよけ柵の補修作業などなど
「冬の森づくり」では春~秋にアクセス困難な場所に行く事ができるため
普段行くことができない場所へスノーシューを履いて入っていき、
森林の状況確認を行う活動などがあります。


はきなれないスノーシューをつけて長い道のりを歩いていると、
だんだん両足の付け根が痛くなり、途中から足が前に進まなくなってきて
ズボンの太ももあたりを手で持ち上げながら足を前に進めていました。
「スノーシューを外して歩いてはダメでしょうか?」と一番に聞いてしまった私です(笑)


長い道のりを歩き巡視中






疲れ果て転倒



巡視の他に 今回の「森づくり」では広葉樹に樹皮保護ネットを巻く作業も体験しました。

知床の地は過去乱開発の危機に直面し、この地を守るために「しれとこ100平方メートル運動」が
始まりました。
全国からの寄付に支えられ土地を取りもどし、かつての豊かな森を復元すべく、運動が始まった
当初は針葉樹のアカエゾマツとともに、広葉樹も植樹されましたが1980年代から増えだしたエゾシカにより広葉樹は食べられ、現在はエゾシカが好まないアカエゾマツだけが残る箇所が点在するようになっているそうです。
アカエゾマツだけの単一の森は生き物が住みずらい環境なのです。
ですので、広葉樹が全て食べつくされる事からの保護として、私たちはネットを巻くお手伝い
をさせていただきました。


作業道具をソリに乗せ長い道のりを歩きました。


木の周りを土が出るまで掘って、保護ネットを巻いていきます。



近年は、アカエゾマツの森を活かしながら、針葉樹・広葉樹が入り混じる森を育てる取組が
始まっていて、葉が落ちる事がない針葉樹ばかりの森は暗く林床に光が届かない為、
森に光を届けるために定期的な枝払いや間伐を行う事が必要だそうです。
「森づくりなのに木を切るの?」と思うかもしれませんが、空間をつくり広葉樹の苗を人の手で
植え、多種多様な森をつくる事を目指しての取組だと教えていただきました。


将来「この絵に描かれている、奥の山が見えなくなるほど、木が育ち森を育てられるように
未来へ向かって活動している」とおっしゃっていました。

当初 単なる作業と捉えていた事が、
何のために行うか説明をうけ「自然を守る」ことに密接に繋がっていた事がわかり
森づくり活動に参加している事に やりがいを感じました。

「自然を守る」取組に強く心が動かされ個人的に寄付しちゃいました。
2年後に、この写真に写る「名前の木」というモニュメントに名前が刻まれるそうで楽しみです。



今回の「冬の森づくり」に参加できた事は、自分の世界観が変わる貴重な体験でした。
感激・使命感など色々な思いが湧いてきて、皆さまにも その貴重な体験をお伝えしたく
札幌東店では、知床を紹介するコーナーを設けました。


起こしいただいた際は、ぜひご覧ください。



皆さまのお越しをお待ちしております。

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