1. SDGs宣言の目的
北海道スバルビジョン
「No SUBARU No LIFE in Hokkaido!!」の達成
私たちのビジョンには、「お客様やスタッフ、すべての人たちの笑顔を北海道中にあふれさせたい」そんな想いが込められています。このビジョンの実現を目指し、北海道という大空、大地、大自然の中で豊かで愉しいカーライフを、将来にわたり安心して送っていただくために、2024年12月、北海道スバルはSDGsを宣言します。
2024年12月5日、今後の『安心と愉しさ』の主役を担う、S:HEV(ストロングハイブリッド)の発表を機に、この取り組みを改めてスタートさせる意義を考えていきましょう。
世界、そして日本の対応
北海道スバルSDGs宣言は、気候変動問題に関する国際的な取り組みが背景となっています。2015年に採択されたパリ協定は、人が住み続けられる地球環境を守るため、温室効果ガスの削減を世界共通の課題として掲げています。パリ協定を受け、2019年に日本政府は2050年までにカーボンニュートラルを達成することを宣言しました。これらの取り組みの中でも、環境負荷が大きいとされる自動車業界が果たすべき役割は極めて重要です。
パリ協定とは
パリ協定とは、1997年に採択された「京都議定書」の後継にあたる
2020年以降の気候変動問題に関する、国際的な枠組み(2015年の国連で採択、2016年に発効)
パリ協定の特徴
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●世界共通の長期目標が掲げられている
世界の平均気温上昇を抑える
(産業革命以前に比べ) -
●参加国全てが対象
京都議定書ではトップダウンで温室効果ガス排出量削減の法的義務は先進国にのみ課せられていました。
パリ協定では途上国を含む全ての参加国に、自主的な取り組みを促す方法が採用されました。
SUBARU、そして北海道スバルの対応
パリ協定やカーボンニュートラル宣言を受けて、SUBARUは2030年までにBEV(電気自動車)販売比率を世界で50%(国内は30%目標)、それ以外をHEV(ハイブリッド車)を中心にする事を目標として掲げています。
北海道スバルは、SUBARUの電動化戦略を地域に根ざした形で推進していきます。また、エコアクション21に基づくエネルギー消費の削減や廃棄物削減を実施し、事業全体での環境負荷を低減する取り組みも行っています。
2030年 電動車販売比率・台数
2. SDGs宣言によって目指す姿
SDGs宣言のメッセージ
「人とクルマの関係がいつまでも幸せなものであるように」
このメッセージには、私たち北海道スバルが目指す姿と、私たちが提供する価値が凝縮されています。クルマは単なる移動手段ではなく、私たちの生活に豊かさと安心をもたらし、人々の人生に寄り添う存在です。「人とクルマの関係がいつまでも幸せなものであるように」という願いには、クルマを通じてお客様が日々感じる喜びや安心、そして未来にわたる幸せな体験が込められています。
メッセージの背後にある思い
この言葉の背景には、北海道スバルが地域社会や環境と共に成長し続けるという深い信念があります。私たちは、お客様や地域社会、従業員、パートナー企業など、すべてのステークホルダーの皆様と共に歩むことで、「真に社会から必要とされる存在でありたい」と強く願っています。その願いを実現するため、5つの目標に取り組んでいきます。
北海道スバル5つの目指す姿
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安心と愉しさの提供
私たちは、安心と愉しさを提供することで、お客様がクルマと共に歩む毎日がより豊かで充実したものになるよう願い、『2030年死亡交通事故ゼロ*』の実現を目指しています。
*SUBARU車乗車中の死亡事故およびSUBARU車との衝突による歩行者・自転車等の死亡事故ゼロを目指す。
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持続可能な未来への挑戦
私たちは、電動化戦略を推進し、環境負荷の低減に取り組むことで、持続可能な社会の実現を目指しています。これにより、次世代にも安心して暮らせる環境を引き継ぎます。
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地域社会との共感・共生
私たちは、地域環境を守り、社会的課題の解決に積極的に取り組むことで、北海道の広大で美しい自然環境の未来を支え、次の世代に伝えることを目指します。
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社員と企業の成長
北海道スバルの成長の源は、何よりも従業員一人ひとりの健康です。私たちは、社員がやりがいを感じられる職場環境を大切にしており、その中で成長と幸せを支えることを目指しています。
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社会への貢献
SUBARUの歴史に息づく、人命を守ることへの使命感は、「一つのいのちプロジェクト」へと広がっています。このプロジェクトを通じて、地域社会の人々との共感・共生の環を拡げ、つながりを深めていきます。
3. 北海道スバルSDGs宣言目標
2030年にむけたビジョン達成 新目標
これらの目標は、「人とクルマの関係がいつまでも幸せなものであるように」というメッセージを実現するための具体的な行動指針です。進捗を継続的に管理して 成果を最大化します。北海道スバルは、社会的責任を果たしつつ、顧客、地域、従業員との信頼関係を深め、持続可能な未来を共に築いていきます。
○お客様への想い
目標:2030年 お客様の85%がスバルファンに
お客様に安心と愉しさをお届けするため、SUBARUのプロによる確かなメンテナンスの実施や、カーライフに合わせた適切な自動車保険のご提案など、万全なサポート体制を整えております。
私達は車検・点検のご入庫と、SUBARU保険にご加入いただいているお客様を「スバルファン」になっていただいたと定義させていただいております。当社のお客様の「スバルファン」比率を、2030年までに85%にすることを目指します。より多くのお客様に安心と愉しさをご提供し、お客様との絆をさらに深めていきます。
○持続可能な未来への挑戦
目標:2030年台前半に電動化車両販売比率100%(HEV・BEVなど)
2030年BEVの販売比率を30%
2024年 クロストレックS:HEV導入
20XX年 新型フォレスターS:HEV導入
2025~2026年以降 新型BEV、S:HEVを次々と導入予定
BEV=(バッテリー式)電気自動車 S:HEV=ストロングハイブリッド自動車
○地域社会との共感・共生
目標:電力のカーボンフリー化100%
2024年
電力のカーボンフリー化:50%
CO2総排出量:2023年度の総排出量
3,305tから2,997tに削減
2026年
電力のカーボンフリー化:100%
CO2総排出量:2,097tまで削減
○社員と企業の成長
目標:国の方針である2040年健康寿命75歳にむけて
「予防や早期診断」を重点化
北海道スバルは、2022年から3年連続で健康経営優良法人
(大規模法人部門)として認定されております。
○地域社会との共感・共生
目標:「自然のいのち」を守る、知床財団とのタイアップイベントを実施
北海道の豊かな大自然を守るために知床財団と連携して、皆様との共感・共生の環を拡げ、お客様や社会の人々とのつながりを深めていきます。北海道スバル社員向けの研修のほか、お客様にもご参加いただけるイベントも計画しております。
○社会への貢献
目標:一つのいのちプロジェクト「ひとのいのち」を守る
「ひと」や「自然」のいのちを守る活動する人たちを応援する
「一つのいのちプロジェクト」。現在は、日本ライフセービング協会様と協力し、「水辺の事故ゼロ」を目指す取り組みを行っています。今後も、様々な「いのちを守る」取り組みを応援し、地域社会の人々とのつながりを深めるため、多くの社員、お客様にご参加いただけるイベントを計画していきます。